今回は訪問リハビリから。最近の嬉しい出来事を書かせてもらいます!
5年前、脳梗塞になった患者様のお話です。
半年前に奥様より「夫に免許更新をさせてあげたい」と相談がありました。
ご本人は脳梗塞後遺症があり、歩くのに杖を必要として通院以外の外出の機会もなく、自動車運転も行っていない状態でした。
「運転はしてもらうつもりはないけど、資格を保持することが本人のモチベーションとなってほしい」とのことで、ご本人のご意向も確認しリハビリセラピストが仲介役となり免許更新の計画を進めていきました。医師と相談する中で、自動車運転支援を行っている病院へ紹介させて頂くことになりました。5回通院し、運転に必要な運動能力、判断や注意力などの高次脳機能、ドライブシュミレーションを通して運転技能を評価していただき、念のため、自動車学校で実車練習行いました。結果は、本人の頑張りもあり、運転可能との診断を受けることができました。
「更新するか最後まで迷ったけど、結果、合格できてよかったです」と安堵された表情と少し自信にもつながったようにも感じられ、ご本人と奥様と意見をすり合わせてここまでやってこれた達成感を共有することができました。
自動車運転再開されるかは現時点では未定ですが、今後もご本人様や奥様のお気持ちを確認しながら寄り添える支援をしていきたいと思います。